研究室に寝泊りする男、JaBee!!

5日に1度しか家に帰らない男、JaBee!!
そろそろ机が快適空間になりつつある男、JaBee!!
気をつけないと研究室から一歩も出ない男、JaBee!!
家にいても研究室にいても引きこもりになる男、JaBee!!


だれかこの徹夜生活を改善する薬を開発してください。



ところで話は変わりますが、一人になったときふと手持ち無沙汰になる瞬間がありません?
風呂場で、トイレで、放課後の教室で。何もせず、ただぼーっとしてしまう。そんな瞬間。誰も見ていない、自分だけの空間。そんな時、あなたはただ無為に時間を浪費してしまうでしょうか。
いや、そうではないはずです。誰に気兼ねすることもない、法にも縛られず、自由な自分だけの世界で、普段人前ではしないようなこともしてしまうはずです。風呂場で歌ってしまったり、トイレで変な顔をしたり、教室の机の上に立ってみたり。完全にパーソナルな場において、恥ずかしがる必要などないのですから。そう。あなたにもあるはずなのです。


心のアクションボタン。


格闘ゲームでいうところの挑発ボタンです。挑発伝説ですよ。何かの役に立つわけでもない、ただ自己満足のためだけに、本能のままに行動する。そんなスペシャルコマンド。
わたくしにもあります。深夜の大学構内、連日徹夜でレポートを進め、頭の回転も怪しくなったころ、コンビニに行く道すがらくるくる回りながら歩いたりします。そんなときの微妙な不安と開放感が、人にこのボタンを押させるのです。

しかしどうでしょう、誰もいないからしていることを、もし人に見られたら。それすなわち破滅を意味します。このボタンを押すときには細心の注意が必要とされるのです。
わたくしは幸いそのような現場を押さえられたことはなかったのですが、残念なことに目撃してしまいました。そんな一人からくりサーカスを。


深夜の大学。そこには本来人がいることはないのですが、やはりとまりこみで研究をする人もいます。建物の中には数名の学生と教職員がいるのです。そこでどこにパーソナルスペースが発生するのか?大学生ならわかるでしょう。エレベーターです。その中ではだれもがエンターテイナー。入る人の多くが一人イリュージョンを繰り広げているのです。
エレベーターという個室は実は危険がいっぱい。いつドアが開くかわからないのですから。それは誰もがわかっていること。開く瞬間にそのactionを中止するのです。本来ならそれでいい。だが昨夜は油断した人が乗ったのです。


ドアが開く瞬間ではなく、閉まる瞬間。一瞬の心の隙をついた○菱エレベータの罠。わたくしは見てしまったのです。エレベータ内の鏡に向かってゴッキゲンでツイストの練習をするO研の研究生を!えらい勢いで腰を振り、すっごいテンションで両手を上下に振り回す。恐ろしいのは、鏡越しに俺と目があったにもかかわらず彼は踊り続けていたこと・・・!


おかげで気まずくて乗れませんでした。みなさんも見てはいけないものと、心のアクションボタンの押し時には気をつけましょうね。